誰でも唄える相撲甚句 林 太一 

◆◇日本の伝統を体験カレンダー10月20日付C伝統唄をクリック。掲載記事
       江戸時代からの相撲甚句
足立朝日新聞
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合いの手は「ア〜、ドスコイ・ドスコイ」と「ホイ」
 相撲甚句体験教室が、先ごろ週にわたり舎人地域学習センターで開かれた。
相撲甚句は江戸時代から力士の間で口伝されてきた唄で、現在は地方巡業やおめでたい席などで唄われる。民謡や詩吟のような節回しが独特。
  講師は足立三丁目在住で、全日本相撲甚句協会の林太一さん。相撲甚句の第一人者・国綿耕次郎の直弟子でもある。 一節ごと林さんのお手本に倣って、参加者たちは初挑戦。土俵入りのように手を叩く合いの手なども。たどたどしいながらも、最後には全員が声をそろえて唄い切った。 相撲好きが高じて参加したという30代の小倉久美さんは「覚えて特技にしたい。声を出してすごく気持ちいい」、西新井の飯塚国男さん(84歳)は「詩吟を30年以上やっているので声は出る。難しいが、本当にいいなぁと思う」とハツラツとした笑顔。
  林さんは「息継ぎが健康にいい。伴奏がないアカペラ。語りの唄なので音程はあまり気にかけなくていいし、気軽に入りこめる。多くの人に広めたい」と魅力を話す。
 
相撲甚句基本的唄
(歌詞)です。
7・7・7・5調の繰り返し(上達によりメリハリ)
長い歌詞でも前後二行以外は繰り返しです。
※印は唄い手全員で。

「東京名所」本唄
あ〜あ〜あ〜
※あ〜ドスコイ・ドスコイ
東京名所を甚句に読めばヨ〜
※あ〜ドスコイ・ドスコイ
あ〜芝か上野か浅草か〜
春は花咲く向島〜
※ホイ
隅田川には都鳥〜
三十六間掛け渡し〜
※ホイ
あれが名代の両国か〜
ひときは目に立つ国技館
千代に八千代にヨ〜ホ・ホイ
あ〜あ〜二重橋ヨ〜


「時を待つ」
ハヤシ唄
※あ〜ドスコイ・ドスコイ
あ〜駕篭に乗る人担ぐ人
ホイ
その又草鞋を造る人
下見て暮らす 道あれど
ドンと(
耐えて)突き出せ二歩・三歩
 耐えて(
やがて)花咲く
時を待つ・時を待つ (
※全員で)  
※あ〜ドスコイ・ドスコイ
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