「能面を打つ事は面材に彫刻する事」と思われがちですがこれからが格段の行程。裏生漆数回塗り重ね。古来の彩色打ち技法、彫り目無くすため下塗り、膠液と胡粉の練り合わせ、塗り乾燥20回余と研ぎ出し。続いて上塗り、薄膠液と上胡粉に水乾顔料適色配合20回余塗る。此れからは和彩色。林 太一 |
面材尾洲檜生地 |
面中将使用舞別写真 | |||
生漆朱等合色4回塗 | 五位の中将在原の業平を相定した面。平家 の公達、貴公子の役柄などに遣う。林太一 |
中将微調整中 | ||
能楽鼓 | 左左彩色打ち微調整・右眉鬚口紅など調整中 | 下・上塗り40回余完 |